【ENTRY03】地元の戦国武将を通じて地域活性化を!

飛び公名

筒井加奈さん(高知県)

活動名

地元の戦国武将を通じて地域活性化を!

長宗我部を知ってもらう方策を考える長宗我部アイデアソンを開催

活動概要

地元の戦国武将や関連史跡をもっと多くの方に知ってもらいたい、それを活用して地域を盛り上げたいと、大河ドラマ化の署名活動、史跡での勉強会の開催や、関連行事内での自主企画イベントの主催、SNSでの積極的な情報発信をしています。
今年、「歴史って難しい」というイメージを払拭するため、戦国武将をテーマにしたよさこいチームを立ち上げ、老若男女が武将を中心に楽しく集える場を作り、よさこい祭りに出場します。

資金確保のため、自ら作成したアクセサリーを販売

きっかけとあゆみ

6年前、元々戦国時代が好きで、長宗我部氏を通じて、地域を盛り上げたいと思い「長宗我部ファンクラブ(現長宗我部会)」に入会しました。当初は会則がない、会費は集めるが会報誌は発刊していない、総会の資料もない、会計事務も方法が間違っていたりと、会としての体をなしていない状況でした。
一般会員でしたが、自ら作成を申し出て年2回の会報誌、会則、総会資料の作成を行いました。3年前に事務局長に就任し、会計事務の改善、若い人々への発信力も強めたいと思っていたので、Twitterアカウントを開設、資金確保のため、まちづくりファンドへの応募や、手作りのアクセサリーも作りました。
年々活動が活性化し、「長宗我部氏を通じて地域活性化に寄与したい」という思いと、さまざまなスキルを持ったメンバーが増えてきて、出来る活動も広がってきました。昨年度は「長宗我部アイデアソン」と題して、長宗我部氏を地元で盛り上げるための方策を考える会も開催しました。
今年度はよさこいチームも立ち上げました。高知市まちづくりファンドの30万のコースにも採択され、歴史資源を活かしたまちづくりに、さらに積極的に取り組んでいきます。

浦戸城を学ぶイベントを開催

アピールポイント

1.成果・効果

【成果】
①大河ドラマ署名数8,247筆
②地元のラジオ出演2回
③個別の声かけやSNSを積極的に活用するなどした結果、平成28年度に比べ、会員数が2倍以上に増加(18名⇒44名)
④3年連続で高知市まちづくりファンドの助成事業に採択された
【効果】
①facebookとtwiteerでのユーザーの反応の違いなど、広報活動に関する経験が課の広報業務に役立っている。
②自ら企画した行事、事業内容を担当者を割り振って進めていく経験は、業務遂行の上で役立っている。

2.チャレンジ性

①よさこいチームの立ち上げにあたり、主担当としてクラウドファンディングに挑戦し、成功した。
②資金確保のため、自ら手作りのアクセサリーを作り、イベントで販売。人気を博した。
③長宗我部まつりでは、当会が企画したイベント「戦国仮装」を盛り上げるため、自らゲームのキャラクターのコスプレ衣装を作成、着用してまつりを盛り上げた。

3.協働性

会員には観光業界にいる人、保険事業を扱う人、人脈がとにかく広い人、イラストレーターが使える人等がおり、それぞれがその知識、人脈を活かし、例えばバスの手配、よさこいの資金確保、スポーツ・レジャー保険の加入、パンフレットの作成など分担して業務を担っている。
また、今年度から会報誌を関係団体、協力団体に送ることとし、個人としてではなく、組織としての繋がりを強めることを心がけている。

4.持続性

①事務を担える人材を自分以外にも育てるため、部会制に移行し、極力部会長に会内での連絡調整や企画などをになってもらう体制とした。
②主な活動経費は会員からの年会費なので、継続的な資金確保に会員数の維持、増加を図っている。
③当面の資金確保のため、高知市まちづくりファンドに応募、採択された。活用にあたっては、ファンドがなくなったら活動出来なくなるということを避けるため、資金がなくても継続していける、未来につながるような計画を意識した。