award entry 2018

【ENTRY08】元漫才師公務員の「お笑い行政講座」

飛び公名

江上昇さん 桂山智哉さん(兵庫県尼崎市)

活動名

元漫才師公務員の「お笑い行政講座」

小学校での「漫才の授業」

活動概要

元漫才師の尼崎市職員2名で結成。難しい行政テーマをお笑いでわかりやすく伝える、等の活動を通じて、まちの魅力の発信やPRに努めている。「公務員の価値観を変える」「公務員のアクションを変える」「公務員のイメージを変える」をミッションに地域や学校等で出前講座を開催する他、市主催事業にも登場し、障害のある方との漫才や「シチズンシップ」「施政方針」等も題材にする。これまで約70回公演、4,000人超を動員。

お笑い行政講座の様子

きっかけとあゆみ

平成18年に江上が尼崎市奉職。採用後は内部管理業務が続き、本望であった地域活動に職務として関われない中、「仕事で地域と関われないならプライベートで関われば良い」と自主研修グループ「夜カツ」を立ち上げ、勉強会や地域と関わる活動を進めてきた。
平成26年に桂山が入庁し、「夜カツ」に加入。その後、職員研修で「お笑い」をテーマにしたまちのブランディングを研究する中で、自ら実践する形で活動をスタート。
その後、平成29年1月、新聞で大きく紹介されて以降、テレビ出演や様々な団体からの依頼が増加。
折しも本市が「地域型職員の育成」を掲げた時期とも重なり、笑いを通じて地域と接点を持ち、また公務員のイメージや行動も変えて行く、というミッションの通り、市の目指す方向性にも沿って取り組みを進めている。
引き合いも増え続け、市の担当課からの依頼で、障害福祉やシチズンシップ、健康といった様々なテーマで市主催事業に出演し、行政のテーマを市民に身近なものとして届ける橋渡しを務めている。
これまでのメディア出演は、読売新聞、毎日放送「ちちんぷいぷい」、サンテレビ「NEWS PORT」、毎日新聞など。

まこと・のぼる(聴覚障害のある方との漫才)

アピールポイント

1.成果・効果

これまでに約70回開催、4,000人超を動員し、尼崎市の魅力の発信や、知ってほしい行政のテーマをわかりやすく伝える公演等を行った。加えて、テレビや新聞でも活動が報道され、「公務員」や「尼崎市」についての良好なイメージの発信につなげている。

2.チャレンジ性

「市職員が漫才で行政のテーマを伝える」という活動自体が挑戦的な試みであるが、そこからさらに「笑い」と「行政」が解決できる社会課題を常に模索している。
例えば福祉イベントでの「聴覚障害のある方との漫才」では、障害自体を笑いに変えることで、障害を個性と捉え、心のバリアフリーとして定義し直すアプローチを行なっている。その他、学校等への出前授業では、日常のコミュニケーション能力を、笑いの手法を用いて向上させる講義を行っている。また、市の担当課からの依頼で、シチズンシップや男女共同など、広く周知を図りたい行政のテーマについて、お笑いを使って関心を持ちやすい形で紹介しているほか、本年6月には「尼崎市施政方針」を漫才化するなど、取り上げるテーマの幅を広げ続けている。

3.協働性

町会・自治会に招かれての公演も多く、市民と公務員の交流・協働の一端を担っている。また、その際、漫才の中に市の魅力や、行政から市民の皆様にお伝えしたいこと等を盛り込んでおり、お笑い行政講座が行政と市民との橋渡しを担っている。
市民と行政が協働で作り上げるイベントにもプライベートな立場で参加し、「地域に飛び出す」を体現している。

4.持続性

公演は基本的に土日・夜間等に、業務時間外の活動として実施している。担当業務や家庭との調整もあり、全てを2人で対応することは難しいことから、どちらか1人でも公演できるフォーマットを構築している。また、「元漫才師」以外のメンバーとの組み合わせでも公演できるパッケージも整備しており、柔軟な組み合わせで出演することで、サステナビリティを確保している。(運営メンバーは現在15名)