【ENTRY24】地元にある遊園地で参加無料のキッズダンスコンテストを開催

飛び公名

村田充弘さん、澤辺誠さん(奈良県生駒市)

活動名

地元にある遊園地で参加無料のキッズダンスコンテストを開催

ステージで体いっぱい踊る子どもたち

活動概要

「子どもたちに舞台に立つ楽しさを伝えたい」と生駒山上遊園地(奈良県)で参加無料のキッズダンスコンテスト「ラグーンフェスタ」を主な活動とする非営利法人を2人で立ち上げました。コンテストは8年目を迎え、のべ約9000人の動員実績があり、新聞、テレビ等多くのメディアにも取り上げてもらいました。また、非営利で始めた活動ですが、最近では企画会社からの委託を請け負い、イベント開催協力なども行っています。

スタッフ全員の集合写真

きっかけとあゆみ

【ダンスを発表できる機会が少ない子どもたちに舞台を作りたかった】
学校のダンス必修化やEXILE・AKB48などミュージックシーンでのダンス演出の増加など、ダンスは子どもたちに身近な存在になりました。ダンス教室へ通ったり、独学で始める子どもも増え、ストリートダンス人口は200万人とも言われています。しかし、人前でダンスを発表できる機会は決して多くありません。全国で行われるキッズダンスコンテストは中級者以上が参加できるものが多く、初心者には参加のハードルは高く感じられています。また規模が大きなダンス教室では自主企画で発表会を催していますが、規模が小さな教室や集まりは、夏祭りや自治会イベントなどでしか披露する機会がありません。こうした背景を踏まえ「ダンスを始めたばかりの子どもやもっと舞台に立ちたい子どもたちが気軽に参加できるコンテストを作り、一度でも多く舞台を経験してもらいたい」という思いから、任意団体ドリームプロジェクトを2010年に立ち上げ(2013年に非営利型一般社団法人に移行)、参加無料・ジャンルフリーのキッズダンスコンテスト「ラグーンフェスタ」を開催し、現在8年目を迎えています。

コンテスト参加者の集合写真

アピールポイント

1.成果・効果

子どもたちの成長につなげてほしいため、ラグーンフェスタは優劣の結果がでるコンテスト形式にしています。審査員からのコメントや改善点等を記載した「通知簿」を各チームにフィードバックし、参加者や保護者からも好評いただいていることから一定の効果があると自負しています。またこのイベントには、奈良・大阪・兵庫などの関西一円以外にも名古屋など中部地方からも参加があることや、コンテストの形態をとったことで優秀なチームの実績に「ラグーンフェスタ」の名称が入り、当該イベントや開催場所の生駒山上遊園地や生駒市のPRにも繋がるなどの効果があります。延べキッズダンサー1,600人170チーム・観戦者7,000人が参加し、読売・朝日・産経・毎日新聞、奈良テレビ、地元情報誌の他、各種WEB記事などにも掲載されたことも成果です。

2.チャレンジ性

イベントを参加無料で実施するには活動資金が必要なため、クラウドファウンディングに挑戦したり、民間企業からイベント企画の請負など、様々なことにチャレンジし一定の資金を確保しています。なお、団体として独立した事業を展開するため、「誰かに助けてもらうのではなく、誰かを助けることのできる団体」であるように自治体などからの補助金等支援は一切受けていません。

3.協働性

◇イベント当日は生駒山上遊園地までの移動手段である「生駒ケーブル」の利用者が増加している。
◇全国大会出場などの実績がある奈良市立一条高校ダンス部と協働でイベントを開催
◇プロバスケットボールチーム「バンビシャス奈良」と協働で、優勝チームが同チームの試合前に踊れる機会を設けた。

4.持続性

◇毎年9月に開催し今年で8回目を迎えます。毎年のように定員30チームを上回る応募があります(過去3年実績で平均45チーム)。
◇民間企業から委託を受け奈良県が主催するイベントでキッズダンサーの募集事業を請け負ったり、初心者向けのキッズダンス教室の開催したりしました。