愛媛県知事(参加首長のメッセージ<1>)

〇発起人の一人である中村 時広 愛媛県知事からのメッセージ
 (2011年3月18日定例記者会見にてコメント)
実は松山市長時代からずっと追い求めてきたことだったんですが、特に松山市のときに、まちづくりのありようは、これからどうあるべきなのかという議論をして、まちづくり協議会制度というのを立ち上げたんですね。それは、地域をだいたい小学校区単位くらいを考えていたんですけれども、地域が自らのまちは自らの手で作っていくという意志を持ち、住民参加の下にその地域のまちづくり計画を練り、政治やイデオロギーに左右されない公平な組織を作る、この三つの条件がそろったところには、松山市からその協議会に対して権限と財源をお渡しするという制度だったんですね。これを立ち上げてから、例えば計画を作るには2年、3年という月日がかかるんです。計画を作るというのは大変ですから。そのときに、地域ごとに手上げ方式ですから、全部ではないんですけれども、今の松山市では10地域くらいあった。市の職員に、ボランティアでまちづくり協議会にわれこそは参加するぞというのを募集したんですけれども、そうしたら90名くらいの職員が手を挙げてきてですね、それぞれのまちづくり協議会に土日に入っていきました。そのときに、本当にこの経験というのは仕事に生かされるんだなということを彼らの成長ぶりを見てつくづく感じたので、地域に飛び出すということの大切さというのを、そのときまざまざと見せ付けられた思いがしたんですね。それで、こういう話になったので、これは間違いなくいい話だという自らの経験も含めて、発起人にならせていただきました。

 

〇愛媛新聞で紹介

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