award entry 2018

【ENTRY16】嘱託警察犬になってしまった愛犬、ジョイと伴に!

飛び公名

細田淳さん(長野県)

活動名

嘱託警察犬になってしまった愛犬、ジョイと伴に!

活動概要

私の飼育している、ラブラドールレトリバー(雌)の愛犬、ジョイが県警本部より嘱託警察犬として委嘱を受け、その指導手として活動をしている。警察からの出動要請があれば昼夜を問わず可能な限り出動し、主に高齢者やキノコ狩りの行方不明者の捜索、刑事事件の捜査等の社会貢献活動を行っている。

きっかけとあゆみ

私は幼いころから動物が好きで、現在飼育しているラブラドールレトリバーの雌、ジョイは8頭目の犬になります。この犬種は、主に盲導犬として活躍し従順でおとなしいというイメージがありますが、とても活動的な大型犬で躾をしっかりしておかないと大変な事になります。知り合いに犬の訓練士いましたので、週に1回程度の犬の躾方教室に通っておりました。そんな折訓練士の方から、この犬は警察犬としての素質があるから是非警察犬にしてみないか、というお話がありました。その時は大変悩みましたが、自分の好きなことを通じて少しでも人のためになればと思い、愛しいジョイを警察犬にするべく訓練士の元へ約1年間預ける事となりました。警察犬になるためには、いろいろな条件があります。本県ではシェパード、ゴールデン・ラブラドールレトリバーなどの犬種に限られます。また県嘱託警察犬運営委員会という組織に入会し、県嘱託警察犬審査会という審査に合格して初めて警察犬として認められます。これらの条件をクリヤーして平成28年より嘱託警察犬の指導手として愛犬ジョイと伴に主に行方不明者の捜索等の活動を継けております。

アピールポイント

1.成果・効果

超高齢化社会といわれる今日、認知症などのお年寄りが行方不明になるといったことがよく聞かれます。そんな時に鼻の捜査官といわれる警察犬が活躍するわけですが、本県では県警所有の警察犬の頭数が少なく、また現場まで県警の警察犬が行くのに時間がかかるため、主に嘱託警察犬がその任にあたっています。平成28年より今日まで、行方不明者の捜索など計7回の出動がありました。特に記憶に残っているのは、キノコ狩りに出た認知症のおじいさんの捜索に出たとき、夕刻には発見できず次の日の早朝から消防団も出て捜索を始め、無事発見されたときのおじいさんの笑顔が今でも忘れられません。

2.チャレンジ性

現在本県では、30頭程の嘱託警察犬が活動している。家庭犬の躾方教室から始まったことで自分でも信じられないが、さらに災害救助犬の資格取得にも挑戦してみたい。

3.協働性

毎日の食事、排泄の世話、運動はもちろんのこと嘱託警察犬は地道な訓練をしなければなりません。あくまでも嘱託警察犬の指導手は個人的な活動ですので、嘱託警察運営委員会という組織の元、研修会や訓練の成果を競う競技会を行っています。また嘱託警察犬とはどんなものなのか知ってもらうために社会福祉協議会と協働しながらの広報活動や、所轄署との連携を図るための懇親会などを行っています。

4.持続性

仕事はもちろんのこと、地区の公民館活動でナイターソフトボールや太鼓保存会に所属している私は365日24時間体制で警察からの出動要請に備えるというわけにはいきません。お世話になった訓練士さんの話によると、嘱託警察犬として活動する生涯のうち本当に成果が上がるのは一回有るか無いかということだそうです。警察からの出動要請はないほうが良いわけですが、活動の重要性や必要性を周囲に広めていくため、他の指導手とも情報交換をしながら、地道に訓練を重ねて行きたいと思います。